昔から筋トレは継続してやっているが、メンタルトレーニングはしていなかった。
正確に言うと本を読んでいて瞑想のことが書いてあった時に、少しだけやったことがある程度。
運動することで脳からドーパミンやセロトニンなどが分泌し、精神が落ち着く事は知っているが、メンタルだけを目的としたトーニングはしていなかった。
セルフ・コンパッションの方法として、慈悲の瞑想というものを知ってから毎日実践している。
自分の場合、毎朝ウォーキングマシンでウォーキングをしているが、それだけだと時間の無駄なので、読書や動画などを観ながら行っていた。今は代わりに慈悲の瞑想をしながらウォーキングすることを日課にしている。始めてから気付くと毎日充実していて疲れを感じなくなっていた。何より毎日が楽しくてしょうがない。
やり方としてはまず始めに自分自身の幸せを願う。次に妻、子供という順に顔を思い出しながら身近な人の幸せを願う。親兄弟、友達、ご近所さん、会社の仲間といった感じ。もちろん好きな人もいれば嫌いな人もいるが皆同じように願う。好きな人なら問題なく進むが、嫌いな人の場合は変化を感じる事が出来る。本心では嫌っているのにあえて幸せを願っているのだから、それが毎日継続していくとだんだん抵抗力が薄れていくのを実感する。しかし、この方法だとあったことのある人だけしか瞑想出来ないので、3分位で終わってしまう。
そこで、第二の方法として通勤途中にすれ違った人の幸せを願う。これは瞑想と違うのでとても楽。それに従来なら目もくれない人の幸せを願うのだから、180度世界観が変わるのを実感出来る。自分自身の事しか考えていなかった時は、周りを見ているようで同じ景色しか見ていなく、視野が狭かった。だが、他人の幸せを願う場合、慈悲の瞑想で顔を思い出していたように、どうしてもすれ違う人の顔に目線が行き表情を観察してしまうのだ。そうすると、朝から楽しそうな表情の人の少なさに気づく。皆朝からどんよりとした表情の人たちばかりだ。そうすると無性に応援したくなる。すると何とも言えない幸福感に包まれるのだ。
自分は車通勤なので従来動画を聞きながら運転していたが、この方法を取り入れてからは朝からとても気持ちが良くハマっている。
自分の事しか考えていなかった為、内側しか目を向けていなかったが、他人の幸せを願うようになってからは180度景色が変わった。
常に意識が外に向けられている為、非常に多くのことに敏感に気付くようになり、思いやりの精神が自然と出るようになった。メントレをすることで常に準備することの重要性を実感している。
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